企画展最終日

2010年12月12日(日)
呪いの鉛板」(考古学)、「昆虫標本からさぐる環境変動」(理学)の2つの企画展が同時に終わる。
「呪い」の方は最後に、泉先生の解説〜句読点がない文字の解読〜をきく。
こうした呪いは紀元前6世紀当時、法律で禁止されていたにもかかわらず、現在1600枚位発掘されていて(文字が判読できるのは極めて珍しい)、安価で暗い鉛板の呪いは一般人に流行っていたらしい。
でも捕まるといけないので、呪う相手の名前、理由、書いた人の名前などは具体的に書かない。ん〜、これじゃ神様も迷いますね。
日本も奈良、平安などは呪い全盛期で権力者の失脚が次々。でも「△△さん、死んで下さい。○○より」という間抜けな手紙が証拠になるのと違って、フェニキアのはなんかリアル。
でも、明治期の陰陽師のように八百万神を呼び出すところは似てる。
そういえば、「のろい」と「まじない」はどっちも「呪い」という字なんだよね。

閉館ぎりぎりになって人がどっと来店。
今日は、来年からの新しいスタッフWさんが研修にきていて、ちょっと助かったと4回生のYさん。
学生さんが交代でスタッフに来てくれるがものすごく嬉しい!

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