FM京都20周年


2011年6月30日(木)

今日は、FM京都の20周年の記念日。パーティがあって、行って参りました。
パーソナリティの面々、音楽関係の方々で盛り上がっていました。
懐かしい方々にも会えました。
すみません、写真撮るのすっかり忘れて楽しんでしまいました。
上の唐草模様は、FM京都が入っている「ココン烏丸ビル」の外装模様です。
(ココン烏丸ビルのサイトから)
だから、京都の人はこのビルを「ふろしきビル」と呼んでます。今日のパーティもこのビルの中のおしゃれなカフェ・ダイニングを貸し切りでありました。

乾杯の音頭を取ったのは、FM京都で超有名な、あの低音の「おはようございます〜♪」、パーソナリティの佐藤弘樹さん。佐藤さんは、京大博物館とも、前にほら・・。

京大博物館の以前の企画展「映像博2009」で、映画の「感染列島」の「瀬々監督」がゲスト講演会で来られた時に、佐藤弘樹さんが、ほぼ仕事抜きで駆けつけて下さり、皆さんの前で楽しいお話をして下さったんです。その後も、実は打上げでお二人は大盛り上がり。

今日も佐藤さんに会って、瀬々監督の話をしてました。
今度8月8日に、佐藤弘樹さんの詩と音楽のライブが木屋町三条のライブハウス(RAG)であります〜、すごくおもしろいのでご興味のあるかたはどうぞ〜

いや〜、たくさんの人にこの博物館も支えてもらってます!ありがたや・・

節電

2011年6月26日(日)
しばらく前から、京大博物館も節電。
大学の節電マニュアル「ちょっとした節電」から何段階か後には「実験や研究に影響のでる緊急節電」まで。ちょっとした節電で乗り切れますように。

博物館の冷房は、温度設定できなくて「入」「切」しかないので、いまは職員が「暑いか寒いか」館内を回って、その都度スイッチを入れたり切ったり操作。ご苦労様です!でも基本的にコンクリートのでかい建物だから、一階はもともと涼しい(と思う)。

夏休み、ご家庭で節電の際には、京大博物館に涼みに来て下さい〜。勉強もできて一石二鳥、涼しいですよ。


帰りに近くのホームセンターに行くと、扇風機、冷風扇、ミニファン・・、全部売り切れてました!。仕方ないので、みんなすだれ買ってました。とほほ。

千客万来

2011年6月25日(土)
今日は土曜日で、いろんな人が朝から来館。
子ども博物館では、1人の小学生が熱心にチャレンジ。
館長を見て、「こないだ、僕らのS学校に来たおっちゃんに似てる」、館長「それはわしや」。
福島県から最近こちらに来られたそうで、親子で化石の骨や、段ボール古墳作りに一日たっぷり奮闘。ほんとによく来て下さいました!

かと思えば大阪の超進学・T高校の12人のグループが、大学見学。
その中の女子、M村さんは「いろんな専門分野を繋げる総括的な仕事をしたいんです」と打ち明けたので、「社会マネジメントか、おもろいやっちゃ」と館長と2人がかりで「京大においで〜」のPR。
「京大やったら、どんな好きなことやっても大丈夫や」「秀才ばかりより、いろんな人間がおるからおもろいで」「4年で就職できへんかってもなんとかなるで」「美味しいもん食べられるで」・・・と、これってほんまにPR?(笑)

それから今日は、岐阜に住む私の大学の同級生が偶然訪ねてくれたし。

一番意外だったのは、(ミュゼップでは急な雨に備えて傘を売ってるのですが)、ピーカンの猛暑晴れの今日、「杖代わりにするわ」、と傘が2本も売れました。奥は深いですね!

ヘスぺロルニス

2011年6月18日(土)
先月の地質の日の時に、理学部の人が展示していたスケッチです。
いま、ミュゼップに貼ってます。
「ヘスぺロルニス」という白亜紀後期の真鳥類(後の絶滅)のアメリカで発見された化石から復元したもののスケッチ。へぇ〜。

恐竜から進化したもので、クチバシに歯が残っていて、手はほぼ退化、逆に足が大きく発達していて、指には水かきがあった。水の中を泳いで水中から餌をとっていただろう、とのこと。
水かきがあったなんて、わかるのかなぁ。
鵜飼いの鵜みたいな感じらしい。そういえば去年、私は鵜飼い見に長良川に行きました。現代の生き物から想像することっていろいろ役立つんですねぇ。

スケッチ見ると、腕は本当に短い。えっと言うくらい。頭が痒くても掻けない。
ネットで見つけたヘスベロルニスの切手。ちょっと不良ぽい(笑)



実物に近い大きさ(鳥の松岡先生談)のスケッチで、かなり大きいことが実感できるので、
是非見に来て下さいね。

再会!

2011年6月17日(金)
今日、めちゃくちゃ嬉しいことがありました!

二年前、1人の高校生が九州から博物館を見学後、ミュゼップで「私、この大学に入りたいんです!」と目をきらきらさせて話したことがありました。
「うわぁ。じゃ絶対、京大においでね。待っているから!」と私。

そしたら今日、彼女がミュゼップに来てくれたんです!嬉しい。
一浪してがんばって、今年農学部にはいった新入生。
やったね!

「前、ここで『亀が好きだ』って話したじゃないですか〜」と、二年前のそのまま続きみたいに話すキュートさは相変わらず。

とっても意欲満々で、ハキハキしていて、ものすごく頼もしい。
こりゃ〜おおものになるかな?

こういう再会は「マダム冥利」に尽きます。
輝く学生さんに会うと、元気貰います。
素敵な学生生活を!

ポケゼミ(新入生向け少人数セミナー)

2011年6月15日(水)
ミュゼップの横のテラスで、今日の午後「ポケゼミ」がありました。このポケゼミというのは、京大で数年前から行われている全学共通・新入生向け少人数セミナー「ポケット・ゼミ」のことです。新入生、至れり尽くせり。

今日のゼミの内容は、博物館の塩瀬先生による「コミュニケーション・デザイン」。
写真右端の、後ろ姿も凛々しい男性が塩瀬先生。
最適なコミュニケーション能力を引き出せるのは、「場」や「デザイン」の力が大きいんですよ、と塩瀬先生。

・・・コミュニケーションというからには、「ひとのこころの動き」が根源にある。
人のこころは、無意識に周囲の環境に影響される。例えば、「野山」で食べるおにぎりは美味しいし、知らない人ともすぐ仲良しになれるが、「狭い暗いところに詰め込まれ」たら、イライラして誰とも話したくないだろうし、自由な発想も浮かばない。脳が固まってしまうって感じでしょうか。・・・デザインって、形だけじゃなく、無意識の領域で大きく人間の行動と思考を左右するのねと、勝手に理解。

このポケゼミでは、毎回、教室・カフェ風テラス・町家など、場所を変えながら、ワークショップ・テキストの企画も考えるんだそう。学びながら自分たち自身で実験しているようなものですね。
ああ、面白そう・・・。

私も、こんな楽しいゼミを受けたかったなぁ!
あっ、ポケゼミではなくて、「ボケ」ゼミになりそうですが・・・。

ウメサオタダオ展

2011年6月4日(土)
ある会合で、閉館ぎりぎりに国立民族学博物館(みんぱく)の企画展「ウメサオタダオ展」
有名な「太陽の塔」は愛嬌があって好きです。
(あ、みんぱくは、大阪万博跡地の万博公園の中に建てられています)
その顔が隠れるほど、木が茂っていました。
1970年に大阪万博から40年ですからねぇ。

梅棹忠夫さんは、京大人文科学研究所で勤められたあと、みんぱくの館長に。
今西錦司さんなどと山岳会、探検大学といわれる時代を形作った一人。

だから勿論、京大博物館とも深い関係があります。ミューズラボなど映像に映っていることもあるし、文化人類学や社会学、霊長類研究とも深いかかわりがあります。

早くに失明、「夜はまだ明けぬか」という闇の中での叫びも封じ込めて、
失明後もたくさんの本を出版。

去年なくなられるまで、まさに「知の巨人」の一人として、先駆的な提言をし続けてこられた。私の感覚では社会より50年位早い。そのくらい先を見通していた人。インターネットのような社会も提言していました。

学生時代から、なんとなく周辺をうろうろしていましたが
こうやって、梅棹さんの全人生の年表を駆け抜けて拝見すると、ああ、あのときは随分お年かとおもったのに、まだ54歳でいらした、とか、昔見えなかったことが改めて見える気がしました。

山にばっかり行って、中学を3年も留年した、とか今では考えられないですね。
これくらい社会の懐がふかくないと、「巨人」はでてこられまい。

あえていいます。
でも、やっぱりウメサオタダオを乗り越える人が出てきて欲しい。
前を向いて進まないと!と思いました。

修学旅行のシーズン

2011年6月3日(金)
いつも大学の正門から入って時計台の前を通ってくるのですが、今日は観光バス、タクシーが道に一杯だし、あれれ、と思ってると、時計台の前の広場は、いろんな制服の中・高校生がうじゃ・・失礼、沢山、たむろしてらっしゃる。
見慣れぬ若い人達が疲れた顔で一斉にこちらを見ると、どぎまぎしてしまう。
毎日通っている場所なのに、ここはどこなの?(笑)。

そう、6月は修学旅行のシーズンです。
まさに「学を修める」旅行なのか、いまは大学に立ち寄って下さる学校が多いんです。
完全に「観光スポット」ですね(^^;。

博物館にもたくさん。ミュゼップにもたくさん。今日は三重、浜松・・など。
でも、先生から「見るだけよ、さわったらいけません」と言われて、お行儀よく「レモン電池セット」をさわらずに、上から横からためつすがめつ見てる子も。
ちょっと可哀想でした。さわっても減らないから。

東日本震災支援のための

2011年5月31日(火)
以前、「くちびるにうたを」のミニブックをつくって被災地にお送りしましたが、
今日は東日本大震災震災支援のために童謡のCDを作る活動をしている友人と一緒に、京都の知り合いをあちこち回って、童謡「おさるのかごや」の一節の中の「えっさほいさっさ」のかけ声をたくさん収録しました。

その模様は、二、三日したら まずはここにアップされます。

最終的には、数人ずつ録音したものをスタジオで重ねて、大合唱つきのCDが完成する予定だそうです。とっても地道な作業ですが、応援のこころが届きますように、と願いながらひとり一人録音してはります。

京都駅近くの木津屋橋T病院、京大医学部出身の先生が院長されてるとこにもお願いしました。とっても快く、診察室で看護士さん、療法士さん、事務の方たちで「えっさほいさっさ」!

こんな仲の良い病院、しりません(笑)