あおぞら博物館 予告

今年も子どもの日がやってきます。

例年、この日に京都市円山公園音楽堂(野外)をつかって
子ども博物館をやってます。

5月5日(木)午後1時〜4時

散歩がてらお立ち寄り下さいね!
八坂神社の東南、坂を上がった右です。
近くには、霊山神社、高台寺、青蓮院、二年坂三年坂、清水寺・・・たっぷりと散策も楽しめます。


写真は去年の様子。
大人も子どもも紙飛行機投げコンテストであそびました。

構内トマソン

2011年4月28日(土)
京大の構内の旧跡、といえば、これも。
なんだと思いますか?
私はずっとこれは「トマソン」と思ってました。
つまり、校舎かなにかで使っていた階段が、校舎だけ撤去されて、無意味に残った遺物のことです。
でも、ある時ふと思いました。そう、すぐ足下の低いポールと、後ろの錆びたローラー。
あっ、これはきっと「テニスの審判台」!。

←こういうのですよね。普通。

ここは広場になってて、いまは砂利が敷かれてたくさんの車が駐まっているんですが、きっと昔はテニスコートだったんですねぇ。

それにしてもコンクリート製の審判台!。
それに、このバランス!うしろに転けないのでしょうか!不思議です。

無用の遺物という意味では、やはりトマソンでしょうか。
いつの日にか、またテニスをすることがあるのでしょうか。ちょっとさみしい光景です。
大学に似合うのは、車ではなくて、やはりテニスコートなのにね。

埋もれた旧跡〜田辺朔郎〜

2011年4月24日(日)
いつも通る京大構内、人文科学研究所の近く。
ずっと以前に何気なく撮ったのを友人が、旧跡だと再発見しました。
碑文は「田辺朔郎寄(付)・・」でその下は残念ながら埋もれています。

田辺朔郎さんって、今や桜の時期にはぞろぞろ歩くインクライン(琵琶湖疎水)を大学卒業してすぐ設計した人ですよね。一大土木工事。いまの京都は、随分この恩恵に与っています。

今は、京都から琵琶湖というのは遠い感じがあるのですが、たこの琵琶湖から京都に水を引く計画、元々秀吉が計画したことを考えると、昔の人の尺度の方が度量が大きいですね。

で、この琵琶湖疎水によって水力発電も岡崎に建てたし、今頃は本当は岡崎が一大工業地帯になってるはずでした。いまや岡崎は美術館や平安神宮のある風致文教地区。

なににしても、この下の碑文を読みたいです。

お多福桜?

2011年4月23日(土)
ソメイヨシノは散ったけれど、大学構内の八重桜はいまが満開。

御室仁和寺には「お多福桜」と呼ばれる八重桜が有名ですが、この桜もかなり低い。
花(鼻)が低いからお多福、とは、花も本意じゃないでしょうが、曲がりなりにも褒められているのだから愛嬌、愛嬌。

コミュニケーションツール

2011年4月23日(土)
今日はロビーで、コミュニケーションツールの試験公開。
パソコンで、4人が同時に参加できる、石舞台古墳展示についてのQ&Aゲームコーナー。

200人まで参加できるソフトらしい。


ちょうど西山高校の生徒さん達が来られていて、楽しんでやってました。
みんな自分のマウスが画面上に表示されるので、4人だとお互いの答えがわかって「あれ?」「うーん・・」。

ショップでは、シェルピンスキー立体や数学の次元の話をすると、みんな興味津々。
とっても礼儀正しくて、なんでも好奇心旺盛な、気持ちのいい学生さん達でした。

キャンパスツァー

2011年4月22日(金)
今日は三つの学校の見学がありました。
朝一番は県立西宮高校の学生さん。
東日本大震災の被災地に童謡ミニブックを送る「くちびるに歌を」の募金に、何人かの高校生が入れてくれたそうです。ありがとう!
阪神大震災は16年前、彼らと同じ年くらい。
きっと覚えてないだろうけど、みんな言い伝えてるのかしら。
阪神間に住んでる人は、他地域の地震に遭った人たちには、とても思いが深いんですねぇ。

学生の手に

2011年4月14日(木)
立看板が一番賑やかなシーズンですが、しばらく前から、たまたま博物館の近くに立ってる立看板。

これを見て、学生達はどう思うのかな?
バナー広告みたいに、目にも留めないのかしら・・・
お節介にもいろいろ考えてしまいます。

そとばこまち

2011月4月10日(日)
昨夜の円山公園(祇園)の有名なしだれ桜。
巨大ですが、かなりのご高齢。
櫻とは「二階(カイ)の女」だから老婆、でありましょう。
確かに20年前は、枝の先は地面につくほど長く長く垂れさがり
今の二倍から三倍の花がついていて、それはそれはたおやかで壮麗でした。
そりゃ確かに往年に比べれば、いま花としては衰えてます。

しかし!
このご高齢にして、この貫禄、この美しさ
何より何万人の人をいまだに惹きつける「力」を持っている、とうてい人間はかないません。
100歳の爺や婆が、立ってるだけで、観光客がどっと押し寄せるなんて、考えられます?
八百比丘尼か卒塔婆小町か・・・

やっぱり、櫻は女。
私・マダムもしだれ桜を見習い修行中です。

で、どこが京大かというと・・・京大に劇団そとばこまちってありましたよねぇ。
つみつくろう、槍魔栗三助、とか(当時の名)。
案外、京大にはたくさんの「しだれ桜」が立っているのかも。

くちびるに歌を

2011年4月9日(土)
東日本大震災の避難所で暮らす方々に、なんとか寄り添う心を届けられないかと、知人の音楽家と「童謡ミニブック(楽譜集)」をたくさん作りました。先日、宮城県の避難所に2,000部を送りました。
被災・避難所生活で心身ともに大変で、言葉もでない方もおられると思いますが、そのくちびるに歌を かすかでも乗せて頂けるといいと願っています。

10円で1冊が避難所の方に届きます。ミュゼップでも、博物館に来た子どもさんが、お小遣いの10円玉を握って、そっと協力してくれたら嬉しいと思い、10円募金を始めました。

さっそく「入れたよ」と言って下さるお客さんがいました。

櫻咲き 君が眩しくて

 2011年4月7日(木)
櫻が、あっという間に満開。
今日は入学式。初々しいスーツ姿の新入生。
学内を、ガイドの先輩にくっついて不安げに歩くヒヨコたち。
一ヶ月も経てば親離れして、構内を我が物顔に闊歩してくれるだろうか。そうだよ、ここは学生の領分なんだから。

今日の学食。お赤飯。
「祝入学パフェ」もメニューにあったのだけど早々に売り切れたのか、残念ながらなかった。

ミュゼップでも、幸せオーラの恰幅のいい男性が来られた。「入学式ですか?」とお尋ねすると少し照れたように「そうです」と。九州から、お嬢さんが入学とか。
楽しい事も思いがけないことも、いろんな事がきっと起こるけど、頑張れ!と心の中で祈る。

幸せのお裾分けをもらいました。

旅先でであった今西錦司さん

 2011年4月5日(火)

所用で奈良へ。
歩いて帰る道すがら、誘惑に負けて立ち寄った町家のカフェ、
とても居心地よく、本棚にあったUMA(未確認怪奇動物)という古ぼけた本をパラパラめくってみる。
 
ネッシーとか、イエティとか、河童とか・・そういうロマンを求めての古き良き時代、本気の宝探しの本。
クニマスのことが頭にあったからだろうか、「タキタロウ」という幻の巨大魚の項目に目がとまる。
・・・張り込みをして捕れた70cm位の魚、これが一体何か?と著者は「専門家」に写真を持ち込む・・・ここ→

『今西錦司京都・岐阜大名誉教授は「オショロコマに近いアメマス」と鑑定した』。
こういうところで、京大のフィールドサイエンスの祖といわれる今西錦司先生に出合うと思いませんでした。

ちょっと感慨。

お花見一番乗り

2011年4月2日(土)
恒例の平野神社でのお花見。
今年は気温も低いし心も寒いできごとが多いけど、
桜がまだなら、みんなで熱い花咲爺さんになろうねと、やってきました。

でもやっばり花はすごい。
人間の世の中がどうでも、ちやんと咲いてました。

紅白幕に、頭の上はしだれ桜。
これだけで心が浮き立ちますねん。

博物館を愛している方ならウェルカム。
今年もいろいろな仕事の人がぎゅうぎゅう詰めに座っていろんなことを話しました。

ニッポンちゃちゃちゃ。
京都から日本の花咲爺さん目指します。

花咲マダム

おめでたいことも

2011年4月1日(金)
エイプリールフール、昔は他愛ない「ウソ」を楽しんだ日だったけど、今年は地震や事故でかなり自粛されてる。
そんな中で、知人の結婚(報告)披露会が行われた。

新郎は京大博物館の植物学の永益先生に、以前、西瓜の歴史について教えてもらったことがある人。
今夜は、新郎新婦自身の歌や舞で、派手じゃないけど、なかみはとてもこころの贅沢、暖かで素敵な会だった。

で、引き出物はつつましく「番茶大袋」。
「番茶も出花」という但し書きが貼ってあって、ぶっと吹き出した。
科学は、ときに政治経済のしもべになってるかもしれないが、文化はまだまだ独立した位置を保っている(欲しい)と思う。

この時期だからこそ、笑って、楽しんで、祝って。
お二人には、お幸せに!