よろず案内

2011年5月29日(日)
今日は5月に珍しく台風、雨がしとしと。
博物館の受付でしゃべっていると、他大学の学生らしき人が「あの〜」と。
「この辺の建物で『超交流会』ってやってるはずなんですけど、どこですか?」
あんまり漠然としたお尋ねでしたけど、
「10時からやってるはずなんです」と結構焦ってはったので、
最近持ち歩いてるわたしのMacBook Airで調べてあげた。えへん。
「超交流会」とは、時計台で、情報学の同窓生などがやってる、学生一般むけイベント、シンポジウム、交流会。

おもしろそうなので、あとでちょっと覗きに行ってみた。
ジェミノイドとかやってるかな?とおもったけど、受付ではわからず
展示をちらっと冷やかすにとどまりました。

ほんとは、シンポジウムも見たかったけど、時間なくて。
でも、みなさん生き生きして、学生起業とか、スポンサー求む、とか面白かった。

大学というものが、私たちの時代とは、途方もなく違って、オープンでドラマチックになってますね!。その波をかるがると乗りこなしている学生さんたちもあっぱれ!

アンニュイな視線の先

2011年5月27日(金)
ミュゼップから外のテラスに出ると、パラソルとガーデンチェアがあり、その横はいまはさつきが満開花壇。なかなかすてきな息抜きスポットです。
紅茶婦人とでも呼びたくなる、アンニュイな昼下がり・・その視線の先は・・

・・実は、サツキの花壇のすみっこに、前の職員さん?が植えられた「イチゴ」があるのです。知らないうちにけなげに五ミリ位のちっちゃい実をいくつかつけています。

最近スーパーでイチゴといえば、「あまおう」とか「さちのか」とか、おおっと言うくらい大きい、でもこんなかわいいいちごをみると、なごみま〜す!

「食べてみたいな〜」っていう女子多し。
あぶない!。

カブトムシは・・虫だ♪

2011年5月25日(水)
去年の夏休みに、ミュゼップで子ども向けに売っていた「カブトムシのマグネット」。

1つを自宅の冷蔵庫にずっとつけていたのですが、昨日の夜、疲れて晩ご飯作ろうとして冷蔵庫のドアを開けたときに、目の前にぐいっとこれが近づいて・・・・一瞬錯覚、わっ!。

何に間違えたか、はご想像にお任せします。

でも、ま、今年も夏休みが近づくから、また仕入れよっかな。子どもには大人気だし(笑)

伊丹のコンサート キャバレッツ

2011年5月21日(土)
以前、ここにも書いたが、京大博物館で「クリスマスキャロル」や「青空子ども博物館」でよく歌ってくれて、京大博物館大好きな深川和美さんの伊丹でのコンサート。
100年前の、アートもテアトルもサイエンスもみんなごった煮で刺激し合った時代、伝説的なパリのカフェ「黒猫」という店での歌の数々を歌う、という珍しい企画。
当時流行った、影絵の雰囲気もステージに登場。サティの曲「びっくり箱」にあわせてクラウンがシルエット・パフォーマンス。
当時、なんで影絵が流行ったかというと、電気が発明されて照明が自由に使えるようになったからですね。
まだまだサイエンスも見世物だったんです。
手前の左は、演奏中のピアニスト。

私も今回は舞台制作にかかわり、おおいに楽しんできました!。
楽しすぎて、片付けやなんやで、終電のがしちゃいましたけど(笑)

雑草あそび

2011年5月19日(木)
先日から、ミュゼップに置いている「雑草あそび」のグッズについて
作家の紹介記事が京都新聞に掲載されました。

「草花」っていったら、年配の方かと思っていたら、若いのね・・
という人もいましたが、はい、新聞にでちゃいましたね〜
写真のとおり、さわやかで個性的なイマドキ女子です。

「新聞を読んだ」と言われるお客様が早速来て下さって
標本帖を買って下さいました。

7月には「花」の企画展が始まる予定です。
道を歩くとはなざかりです。
私はうばざか・・・いえいえ、もうひと花もふた花も咲かせるつもりのマダムでございます。

さて、明日は伊丹でコンサート。まだ舞台美術をちくちく縫っています。
こういうことも楽しくて大好きです。
よかったら、明日、夕方5時〜伊丹アイフォニックホールへどうぞ!

四つ葉のクローバー

2011年5月15日(日)
ついに見ました!

Yタクシーのマークは普通は「三つ葉」のクローバー。
京都市内を走ってる1000台以上の中で、4台だけ「四つ葉」のマークの車があるという。
長らく京都に住んでいて、一度も見たことなかったのですが、
今日、目の前にとまりました。

『四葉車は、流し専門で、乗車すると「記念乗車証」をもらうことができ、この四つ葉のタクシーは、幸運のタクシーとされている』


見ただけでもラッキー!
次は乗ってみたいものです。
みなさんにも、しあわせのお裾分けの写真です。

百万遍の交差点、四葉のクローバーのYタクシーと後ろの建物は京都大学。

地学の日・2日目

2011年5月15日(日)
今日は「葵祭」、とても良い天気。
また、近所の百万遍(知恩寺)で、有名な「てづくり市」開催の日。

てなわけで、朝から、京阪出町柳駅から京大の角(百万遍交差点)までの1kmほどの今出川通りは、東京駅のラッシュほどの人混み。ぞろぞろぞろぞろ。

でも! そこから50mほど曲がれば わが博物館なのに、こちらは人が少ない。
そこで、「地学の日」宣伝隊長の「化石のおにいさん」は、地質調査の恰好をして、
みずから外を宣伝に歩く。その意気やよし!
結構なインパクトで、振り返られたり、写真撮られたり(笑)
中には「昔の学生運動か?」と思う人もいたみたいだけど・・・違いは、地下足袋、だと思います!

展示物でおもしろかったのは
小川琢治さん宛の、関東大震災の時の静岡からのハガキ。
「京都市上京区荒神橋端 小川琢治様」だけの住所。

いくらなんでも、これはすごい。
以前読んだ湯川秀樹さんの自伝から、だいたいの場所は類推できるんですが、
この住所だけでは、普通の人だったら着かないと思う位かなり広い地域をさすんですよね。

帝大の大先生だったからか、郵便屋さんが優秀だったからか、人口が少なかったからか・・・郵便屋さんに花を持たせましょうか。

それと、ナウマンゾウの脳みその話!
人間の脳みそとほとんど変わらない大きさ。

学生さんたちはとってもあつかった!!こういう熱気は安心しますねぇ。

地学の日

2011年5月14日(土)
今日と明日は「地学の日」。
博物館のロビーはいっぱい理学部の地学の展示
理学部の学生さんが、おそろいの粋なTシャツを着て、丁寧にお客さんに説明。

今年の際だった展示は、「関東大震災の時の新聞報道資料」の展示。
小川琢治氏(湯川秀樹氏のお父さん)のころ、関東大震災が起こった。
静岡から先は全部入れなくなり、静岡で情報収集をしたらしく
当時の新聞がたくさん展示、「デマには注意」など当時のことがリアルにわかる。

また、学生さんが、地質調査の恰好をして、ハーモニカなんか吹きながら
ロビーうろうろ(笑)。孤高の登山家っぽい。

たまたま大学の同窓生が立ち寄ってくれて、偶然の再会になりました!
西京区から自転車で来館。タフやなぁ。

20世紀初頭のパリ「シャ・ノワール」

2011年5月13日(金)
来週末、5月21日(土)午後5時〜に、伊丹アイフォニックホールで「キャバレッツ」というコンサート。
京大博物館にもよく遊びにきてくれて、クリスマスキャロルを歌ったり京大時計台記念館で童謡サロンコンサートをしている深川和美さん。

20世紀初頭、シュルレアリスムに入り込む前夜の万博があったり、世の中がぐいいっと動いているスリリングな時代の音楽を聴かしてくれる。ピアノ鶴来正基・クラリネット鈴木孝紀・パフォーマンスふくろこうじの各氏。

シャ・ノワール(黒猫)というキャバレーに入り浸ったロートレック、ダリ、サティ、プーランクその他作家や映画監督や影絵芝居や科学者たち・・・。あらゆるジャンルがたっぷりあって刺激し合っていて、そう博物館みたいですよ。

同時代に、X線が発見されたのは、「科学技術Xの謎」展の通り。
でも、X線って最初は「見世物」としても有名になったんですよね。
キャバレーのショーで当時大人気のロイ・フラーという女性ダンサーも、「次はX線で骨まで見せるエロティックなショー」を考えてキュリー夫人に相談したらしい。流石にX線照明ダンスまでは出来なかったらしいが、ロイ・フラーのひらひら照明ダンスは今見ても感嘆します!
http://dancemag.wordpress.com/2010/07/28/ロイ・フラー%E3%80%80loie%C2%A0fuller%C2%A0iii/

人間の好奇心は、サイエンスだろうが、見世物だろうが、文学だろうが、なんでも一緒。
花を開かせるのは結果に過ぎないんですよね〜。

そんなことを考えながら、この混沌とした時代を体験しに
来週末は伊丹アイフォニックホールへどうぞ。

いとしい雑草

2011年5月12日(木)
Nさんの作品、「雑草の道具たち」。

例えば、磁器で作った鉛筆型ペンダントやブローチ。
ちゃんと6Bとか書いてある。
これはスポイトで水をいれて、道ばたの草をちょんと挿す。
表面張力で、逆さにしても水はこぼれない。うまくできてるな〜。

例えば、行きはスケッチブック、帰りは折りたたんで小さなバッグにして雑草を活けて帰る。
ちゃんと撥水加工がしてある。そんな紙のキット。

どんな雑草も、ちょっと目をやると、どれもどれもいとしい。
雑草で身をかざったり、部屋を飾るのって、
すなおで気持ちがいいですよね。

コーナーをミニミニ展覧会風にしてみました。

だいじなもの

2011年5月某日
大事なものって、他人にはわかりにくいですよね。
被災地でも、貴重品より、アルバムとか、年賀状とかを持って出る方も多いそうですね。

このミュゼップは、ほんとにいろんな方に助けてもらって、ずっとやってきました。
あるミュージシャンの人には、ミュゼップで毎日BGMを流しているコンポを選んでもらったしスピーカーも。もうだいぶん古くなっちゃったけど。先日はその人の出ているコンサートに行ってきました。

その他、たくさんの何気なく置いている備品なども、
ひとつひとつ、それぞれ御世話になった方の思い出やエビソードがあるので
みんな大事。

企画展終了

2011年5月8日(日)
石舞台古墳発掘の記録、というアーカイブ展が今日で終了。
徒歩15分の別の施設アーカイブステーションで同時に二箇所開催の画期的な展覧会でした。
こういう「視点」を大事にした展覧会はおもしろい。次からも期待大です。

今日、展示場で解説担当の大学院生さんと立ち話。
「いろいろ勉強になりました」という。どこが?ときくと
「自分は人に説明するのが好きで得意と思っていたが、『性格』と『ちゃんと伝える』というのは別だというのを身にしみて感じました」と。
「聞く相手に応じて、きちんと情報を届けるのが足りない部分を、
話し好きの性格でカバーしてしまっていた。それはダメで、
もっともっと中身も方法も勉強しないと」と、
まことに客観的に自分を批評していました。
さすがです。

一回一回の経験が、全部身についていってる、
学生さんはすごいなぁ、と改めて頼もしく思いました!

学生のおしゃれ


2011年5月7日(土)
土日は学生スタッフが入ることが多いのですが、
最近の学生さんは、とてもおしゃれさん。
Wさんは今日は赤いチェックのワンピース。
学生らしくってすがすがしいです。
去年卒業した人が、連休で遊びにきたときにいただいたお土産の箱をもって・・・ちょっと照れてます。

ほんとうの「青空」こども博物館

 2011年5月5日(木・こどもの日)
今日はほんとうに晴れました!
恒例の円山音楽堂(野外)を借り切っての「子ども博物館」。
博物館とミュゼップの共催事業です。
写真は好評の「紙飛行機とばしコンテスト」。みんなでえいっ。


一位〜三位の子どもたち+大人が1名。表彰式では館長(右端)が、「世界一」との称号を。
ミュゼップの「おはなしサロン」も今日はここで。
ご家族で来られたり、三重県の高校のカメラ部の学生さん達がぶらっと来たり、
楽しい1日をありがとう。

青空子ども博物館 お知らせ

2011年5月1日(日)
さていよいよ5月。
続いて、青空こども博物館のチラシをお知らせします。

5月5日(祝・木) 円山公園音楽堂で 子ども博物館をやります。入場無料。
午後1時〜4時
有数の観光地の真ん中。八坂神社の南側です。どうぞお越し!