「元素生活」(本)

2010年11月(日)
今日は、紅葉狩りシーズン、日曜だけどお客さん少ない。
まぁ、四季のある日本、花鳥風月を愛でる心は大事だからよかよか。ところで、お客さんが少ないのに、午後に3冊同じ本が別々の方に売れた。
内容見本(電子ブック)は↓
元素のことを、淡々とシニカルに書いてる本なんだけど、なかなかおもしろい。イラストがシュールながら、法則性があって、実はすごく役に立つかも。
「サイエンス・コミュニケーション・プログラム」、とか「理科ぎらいをなくすどうたら」とか、最近あれやこれやあるけど、「ほんなら今までの理科はなんやったん?」と言いたくなる元理系女子の私である
スタッフTさんは卒論〜!と焦りながら、いろんなことをテキパキと決めてくれる。

博物館のご先祖、菊人形展

2010年11月28日(日)
今日で終わるが、枚方菊人形展
数年前に財政難で1度閉鎖されたが、単年度として復活。
なんで、よそのイベントのことを?と不思議に思われるでしょうが、これも「博物館」の先祖のひとつ。
江戸時代の見世物、大盛況だった「つくりもの」。生き人形なんかもそうだけど、これはまた別の機会に。

菊人形って、菊の花を切ってスポンジかなにかに挿してるだけ、と思ったら大間違い。ちゃんと、菊の「植え物」なんですよ。ずーっと生かしたまま、花が着物に見えるように、根から茎を一本一本曲げて一面に這わす技術!着物の袷や、たもとの丸みなど、見事な職人技です。菊師と人形師などの総合芸術と思います。
今日行ける人は枚方公園駅へレッツゴー!
あ、京大博物館へも時々来て下さい。こっちはずっとやってますから。


メモ

2010年11月27日(土)
植物園での小野蘭山展の閉館時刻に間に合わせるために焦ってミュゼップを出たら、案の定、携帯をミュゼップの机に忘れてしまった。遅くに取りに戻ったら、机の上に今日のスタッフNさんのメモが。
「○○さん〜(汗) 携帯忘れてますよ〜(汗)」・・ウサギまで(汗)してる。
はい、すんまっせん。
よく忘れるんです。。

おはなしサロン

2010年11月25日(木)
第1回目の「おはなしサロン」、のんびりした雰囲気の中でやりました。
スタッフのSさんのてあそび歌から始まって、虫の本や、おつきさまの童話など、約30分間でしたが楽しいひとときでした!ほんと、自慢じゃないけどスタッフのみんな、すごい才能や特技持ってるので驚きです。外から見えるロビーなので、なにかな〜?とのぞき込んでいく通行人も多し。
来月のおはなしサロンは12月23日(木・祝)の予定。この日はクリスマスキャロル・ミニコンサート(ブリランテ)もあるのでもりだくさん。
みなさん、来て下さいね。

大森文庫展(植物園)

2010年11月24日(水)
昨日から、京都府立植物園で始まった「大森文庫展」。江戸時代の京都の本草学者、小野蘭山の足跡など。11月28日まで。
小野蘭山は、かなり奇行がめだった人らしいが、今と違って、変わってるけどすごい才能の人だと尊敬されたらしい。
巨大な革表紙の本もあって、植物好きだけでなくても、ゆっくり展示をみているといろいろ楽しめる。伊藤圭介(田中芳男=「日本の博物館の基礎を作った人」、の師)なんか100歳近くまで生きてはったんやなぁ、とか。
本草とは、植物、鉱物、地形、動物、昆虫、貝、魚、物産・・の一覧、要するに、博物学。博物館の原点。あ、ミュゼップは、今週ここで本の出張販売をしています。



NF(大学)祭


2010年11月23日(火・祝)
京大の大学祭(NF祭:以前は11月祭と言った)にミュゼップのスタッフNさんが美術部で作品を出していると聞いて、夕方ぎりぎり、大学祭に駆け込んできました。

絵本。
と〜っても、素敵な絵本でした。
絵も文も、心があったかくなる、そしてセンスいい!思わず、じーんときてしまいました。学生スタッフの発表会や展覧会を見るのはとても嬉しくて大好きです。

おはなしサロン第一回お知らせ

ミュゼップをオープンした時からやりたかった「おはなしサロン」のお知らせです。

幼稚園のせんせいだったスタッフが担当、低学年の子どもさんや、幼稚園のかえりに立ち寄って下さい。




今回は虫の本や童話を読みます。
11/25(木)午後2時から約30分間です。

お子様連れで気軽にどうぞ!
これから月一回の予定です。ご意見ありましたら、お聞かせ下さい

←今森光彦著 「むしのかお」 かがくのとも傑作集より


多面体の宮崎先生

2010年11月17日(水)
かたち・多面体の宮崎興二先生(名誉教授)とお会いする。
去年の「学術映像博09」で「四次元のかたちをみる」という企画で話された。ミュゼップ壁には先生から頂いた高次元図形の図が張ってある。

「京大で教えるのは、実に学生が素晴らしくて楽しかった」「僕はね、ずーっと多面体に救われてきたんだ」
多面体に人格があるかのように、愛しそうに話される。いっつもにこにこされてるが、昨日は映画や小説、詩や俳句について、舌鋒鋭く留まるところがない。でもいつも眼差しがやさしいのできつく感じられない。

私が「多面体の図絵のクリアフォルダ作りたいんですけど」というと、「はいはい、いいですよ」とにこにこ。

来年1月から「四次元画塾」というワークショップもされるそうだ。
パソコンなしで、絵の具で四次元絵を描くっておもしろそう!お試し講座は1月15日2時〜。

時を忘れておしゃべりは実に楽しいのだが、なになに?、いまネットで調べたら・・・高次元図像では世界的権威?ええ〜〜っ!す、すみません。

地球研

2010年11月14日(日)

地球研(総合地球環境学研究所)は、岩倉より北の方にある。亡くなった日高敏隆先生が最後に所長を務められていたところ。

昨年博物館の企画展「学術映像博'09」でお世話になった盆栽研究家の川崎仁美さんが、今日は、地球研で白幡洋三郎氏などとトークをするので出かけてきた。
市内より2、3度低いと思われるが、樹木はすくすくとまっすぐのび、紅葉しかけて 赤黄緑と実に美しい。

この地球研というのは、数年前にも、博物館で開催した「森の聞き書き甲子園」のセミナーで研修室をお借りしたので、博物館とご縁があるのだが、遠いので滅多に来ない。
でも、自然味溢れるきれいな空気と健やかな木々が気持ちのいいところ。

そういえば、元フィールド研の先生が、会議などで京都に来てしばらく滞在していると息苦しくなって、早く北海道に帰りたくなる、と言っておられたが、こういうところに来ると理解できる。

小学生の遠足「京都大学を歩こう」


2010年11月14日(日)
今日は奈良の小学生の塾の子どもさん達がグループごとに次々来館。
クイズ形式の「しおり」を手に、博物館探索。
その「しおり」を見せてもらうと・・・うわ〜、難しい。
アンモナイト、アノマノカリス、ナウマンゾウ・・・はまだいいとして、天下布武、こりゃ、難しい。VBLとは?に至ってはベンチャー・ビジネス・ラボラトリー(京大の産官学協同などの特別プロジェクト組織)だが、京大生の今日のスタッフYさんが「そんなん私も即答できませんよ」と驚く。
吉田神社の階段は何段でしょう・・・うわぁ、こんど数えてこなければ。
でもみなさん、生き生きして、ちょっとヒント教えるとどんどん付いてくるいい子たちだった。



尊攘堂 その2

2010年11月13日(土)
今日は盛りだくさんの日。
京大のホームカミングデー(全学同窓会)、
それに連動した「龍馬と半平太の手紙」展初日、その解説。
関西文化の日、今日は博物館は入場無料!
ミューズラボで絶滅危惧種のレクチャー

たくさんの方がお見えになった。
「今日は1日ここで楽しめるわ〜ええわ〜」と、にこにこされる方あり。本当に、何人も朝〜閉館までいて下さった。
「世界トップの研究者から直接『なんでこの研究に熱中してるか』という話を聴ける機会はないもの」とおっしゃっていただく。そう、博物館は智の遊園地!

さて、龍馬〜半平太の書簡と写真が当初、納められていた尊攘堂
今日は建物が公開。建築を見るだけの価値はある。
繊細なシャンデリア。線香花火のよう。正面のアーチの中は吉田松陰と品川弥二郎の銅像が壇上に飾られるよう設計されたらしい。
ここで山口県人会などをお世話されているN氏とお会いする。とっても熱い方でした。

顔のケーキ

2010年11月12日(金)
博物館から本社に戻る途中、京大病院の南側に
顔のケーキを作る、小さなケーキやさんがある。
急にあまいものを食べたくなって買って帰ったら、みんなに大受け!。

さりげないんだけど、
いちごのヘタのアタマだとか、ディーテールがかわいい。
ああ、癒される〜。

携帯の待ち受けにしてしまった。

オルガン

2010年11月12日(金)
改めて店内を見回す。
大好きなのはこのオルガン。

鞴(ふいご)が最初から少し破れていたけど、
当初はちゃんと曲が弾けた。
幼稚園の園長先生をしていたという女性が「懐かしい!」と弾いて、うちの合唱団の学生アルバイトが歌ったりとか(笑)
数年前から、音が出なくなってしまいとっても残念。
いつか、ちゃんと、修理してやりたいなぁ。

子ども博物館

2010年11月6日(土)
今日は土曜日・ロビーでは恒例子ども博物館の日。
閉館の放送があっても、最後の最後までねばって
折り紙で多面体を作っていた親子さん。
すごーい!細かい折り方なのに。
やさしそうなお父さんとお嬢さん2人、楽しそうでした。

ミュゼップのスタッフ(私)は隙があればすぐ、
館内をうろうろして、みんなに茶茶いれているんです(^^;


尊攘堂

2010年11月
京都大学構内で、総合博物館のすぐ南隣にある尊攘堂
ご存じですか?
長州出身の品川弥二郎子爵が吉田松陰の遺志をくんで、元々錦高倉に創設したものらしい(品川死後)。ちょっとややこしいが、尊攘堂はその後京都大学構内に移築され、現在は埋蔵文化財研究センターになっている。
名前のものものしさと反比例して、円い窓や入り口屋根の形がとても素敵なデザイン。
いつもは施錠されているが、今度は11月13日のホームカミングデーに公開されるので、絶対入ってこよう!