雪の大晦日

2010年12月31日(金)
京都は朝からしんしんしんしんと雪が降っていました。ずっと夕方まで降り続け20-30cmは積もったでしょうか。博物館の雪景色をあげたいところですが、もちろん大晦日なので休館日、代わりに我が家近辺の写真。
赤穂浪士みたい(笑)あ、ここは、徳川吉宗に献上される「象」が、はるばる長崎から江戸迄東進の途中、天皇に拝謁した時に身なりを整えたといわれる隣の寺の門なんです。
ところで、スタッフからさきほど来年のシフトの連絡あり、最後の最後まで頑張ってくれるので頼もしいこと!

今年もありがとう

2010年12月28日(火)
博物館開館としては12月26日(日)が営業最終日だったが、
今日が事務方含めすべての仕事納め。
ミュゼップも、この一年、たくさんの人のおかげで無事に楽しく開けて来られました。
ありがとうございます。

年末年始は一週間休みなので、床もたっぷり水拭きして鍵かけて出ました。

と、夕方、館長から私に携帯電話が・・・
「店内でピーピー警報が鳴ってるけど?」、
あーっ、床水拭きしたときに自動販売機の水漏れ検知器に水がかかってしまって一応拭いたのが、今頃感応したんだ!
「す、すみません。」

最後のさいごにミソがついたご愛敬!?こんな調子でしたが
来年もどうぞ宜しくお願いします。

はやぶさ展・四日市市立博物館

2010年12月24日(土)
来年の2月2〜6日まで、京大博物館で「はやぶさカプセル特別公開」がある。
今は、三重県の四日市市立博物館でこの巡回展をやっているので見学してきた。
四日市ではプラネタリウムがあり、「Back To The Earth」帰還編(50分)も見られたし、
実物カプセルの展示室は15分毎の整理券で実にスムース。その上、わかりやすい学芸員のすばらしい解説。回収場面のパネル展示も随分充実していた。宇宙アーチスト作品展もあった。
極めつけはこれ(写真)。実物大はやぶさ模型。
篤志家による紙などでつくったもの。いや〜。たいしたものです。
こんなのがふらふら〜って5億キロも離れた直径500mの小惑星に降りて帰ってきたんだなぁ!!信じられない精度!

全国高校駅伝

1位でフィニッシュする鹿児島実の高田選手(後方は世羅の大工谷選手)=西京極陸上競技場で2010年12月26日、小関勉撮影写真は毎日新聞ニュースより。
2010年12月26日(日)
恒例の高校駅伝。男子は京大博物館の前の東大路通を走るので、博物館のスタッフも舗道にでて応援。でも、選手が走ってくるのをちょっと待っているだけで、震え上がるほど寒い。
通り過ぎるのは一瞬だけど、かなり疲れた顔の選手に次々「頑張れ〜!」と声をかける。
そういえば、以前、駅伝マニアの学生スタッフが「今まではテレビ観戦だったのに、ショップの前で生で見られる!」と大喜びしていたことがあったっけ。

おはなしサロン第2回

2010年12月23日(木・祝)
第2回おはなしサロン。今日は、ミュゼップのスタッフで学生のNさんの作った童話も読みました。いいねぇ。ほのぼの。お客さんは乳幼児さんなので、一緒に声を出してくれます。
午前中が好評だったので、これから11時頃にスタートかな。
だんだんと広まるといいですね。

クリスマス・キャロルミニコンサート

2010年12月23日(木・祝) 今日はロビーコンサート。brillanteという京都芸大他出身のグループのクリスマス・キャロル。ジョン・ラター編曲の古いイギリスの歌や、「クリスマスの12日」「荒野の果てに」など、美しい声が気分を盛り上げました。
なんといっても、ロビーの奥に近いところはとっても響きがよくてプロの歌手もお気に入りの場所なのです。赤ちゃん、子どもさんも含むたくさんのお客様方も満足!
ちょっと後ろの展示の「キリシタン墓碑」のことも話したりして、たのしいひとときでした。電子ピアノは学内のAさんからいつも貸してもらい、brillanteもご好意だけで駆けつけてくれ・・・みなさん、ありがとうございます!

収蔵庫

2010年12月
博物館の資料の大半は収蔵庫にあります。
地下の収蔵庫には、100年前の学生教材やら連綿と続く研究の各標本、植物標本など、自然史系の資料が気が遠くなるくらいぎっしりと詰まっています。
単に役に立つとか、古いとかより、ガラス瓶の美しさ一つとってもすべて個性的。
全部、たくさんの人が触って観察してきたんだなぁ。人間くささがぷんぷんする場所。
これらの膨大な「もの」が夢物語のようなサイエンスをささえてきたのか〜。と実感す。
これからの研究は「データ」やアーカイブという形にとってかわられるのかもしれないけど、ここはラベル一つとっても、緻密に真面目に書き込んだ筆跡でその人の性格が伺える。

クリスマスツリー

毎年欠かさず飾っているツリー。
博物館って、100年〜何億年単位の世界なんだけど、それでも、今生きている季節感は大事だよね、と思う。

おはなしサロン第2回


2010年12月

来週の12/23(祝・木)には、もうひとつのミュゼップ・サロンがあります。
先月、第1回を開いた「おはなしサロン」第2回です。
23日はお休みの日なので、期待大!
スタッフSさん、力演の絵本読み聞かせ。
赤ちゃんから大人まで、どなたでも楽しい。
学生スタッフNさんの絵本も読めるといいな。
どうぞお楽しみに!

クリスマス・キャロルお知らせ

2010年12月
来週、「クリスマス・キャロル」(クリスマスの古い歌のミニ・コンサート)やります!
12/23(木・祝)午後2時半〜

キャロルというのは、11〜13世紀中世ヨーロッパでダンスと一緒に奏でられた音楽の事らしい。
今は、キリスト教の宗教歌に変遷したそうだ。

歌うのは、京都芸大などの出身でプロ歌手活動している四人Brillanteというグループ。その日の夜にライブがあるので、ちょっと「喉ならし」。無料なので、是非是非お値打ちなので、どなたでもお越し下さい。

深川和美の童謡サロン

2010年12月14日(火)茨木のホールで
「深川和美の童謡サロン」。
童謡をジャズ・ポップス風にアレンジ、マリンバ、パーカッション、クラリネットなどととってもおしゃれなコンサートで大好評。

このうち、深川和美さんは今度の12月23日(木・祝)の2時半から、京大博物館のロビーで、他の歌手とともに「クリスマスキャロル」(ミニコンサート)を歌ってくれる予定。

入館料以外は無料なので、是非来週の木曜は博物館へ!

企画展最終日

2010年12月12日(日)
呪いの鉛板」(考古学)、「昆虫標本からさぐる環境変動」(理学)の2つの企画展が同時に終わる。
「呪い」の方は最後に、泉先生の解説〜句読点がない文字の解読〜をきく。
こうした呪いは紀元前6世紀当時、法律で禁止されていたにもかかわらず、現在1600枚位発掘されていて(文字が判読できるのは極めて珍しい)、安価で暗い鉛板の呪いは一般人に流行っていたらしい。
でも捕まるといけないので、呪う相手の名前、理由、書いた人の名前などは具体的に書かない。ん〜、これじゃ神様も迷いますね。
日本も奈良、平安などは呪い全盛期で権力者の失脚が次々。でも「△△さん、死んで下さい。○○より」という間抜けな手紙が証拠になるのと違って、フェニキアのはなんかリアル。
でも、明治期の陰陽師のように八百万神を呼び出すところは似てる。
そういえば、「のろい」と「まじない」はどっちも「呪い」という字なんだよね。

閉館ぎりぎりになって人がどっと来店。
今日は、来年からの新しいスタッフWさんが研修にきていて、ちょっと助かったと4回生のYさん。
学生さんが交代でスタッフに来てくれるがものすごく嬉しい!

呪いの鉛板 展示

2010年12月11日(土)
さて、呪いの鉛板、展示を駆け足で見る。
ほんとうに小さい鉛の薄片に小さな楔形字がぎっしり書いてある。
羊皮紙のような感じで巻物だったんだろうか、
鉛は、朽ちないから、死者の携える手紙にはピッタリなのか、
こんなに薄く延ばす技術も、小さな字を書く技術も、書記者の職業も、
さまざまなことを想像できる「魔法」のきれはし。
明日で終わるのがもったいない。
学内の職員さんも、昼休みなどにいつもよりたくさん来られているようだ。
現在進行中の研究は、やはり興味深いのかな。

結婚式!(京都府庁旧館)

2010年12月4日(土)
今日は、スタッフの S君の結婚式。
京都府庁旧館(100年前の建築)で人前誓約式。
この旧館は、雰囲気抜群の建物で、「武士の家計簿」「坂の上の雲(12/18放送分)」などのロケも行われたところ。
2人のなれそめのバンド水瓶さん、新婦のオーケストラ友達の弦楽カルテットの演奏もあり、すべて手作りのあったかいセレモニーでした。
写真は、ミュゼップと本社スタッフたちと。

想い出ののこしかた(ご案内)

2010年12月3日(金)
今日の午後6時から、大阪のおしゃれなHEPホールで
博物館の准教授の塩瀬先生がしゃべりまくるトークイベントあります。
ALBUM EXPOの中のイベント、「想い出ののこしかた」
素敵なタイトルですね〜。ツイッターでは「おっさん3人がまったりしゃべる」とか言われてましたけど(笑)
ネットラジオです。もちろん今晩いける方は、大阪へGO!
生(なま)塩瀬先生が見られます〜。ここだけの話、博物館でいちばんのイケメン・イクメン先生です。ホームページに写真があがってないのは奥ゆかしいですね。
もちろん、京大博物館に来て頂ければ、生塩瀬先生・生息中・・・

速報展示「呪いの鉛版」

2010年12月
博物館で、来週12/8〜12/12の五日間だけ、現レバノン、フェニキアの遺跡の出土資料を展示することになりました。
ちょっとこわいタイトルだけど、要するに恨みごとを延々と神々にちくってる文書(しかも鉛板に)だそうで、人間って大昔も今も、高潔な話をするより不満を言う方が、筆がなめらかだったという証拠ですよね。
さて、こわいもの見たい人集まれ!
ミュゼップでは、厄除けお守りでも売ろうかしらん。