月はくまなきを

2011年9月13日(火)
昨日が中秋の名月、今日は十六夜。一昨日も昨日もすっかり晴れてお月様はくっきり。

月は隈なきをのみ、見るものかは」(きれいに見える満月だけがいいんじゃないよ)と、吉田神社でお馴染みの吉田兼好さんは徒然草で言ってはります。
ま、それはそれとして、やはり、きりっとした満月の姿は感嘆に値します。
冴え渡った月を見ていると、すーっとまわりのざわめきが遠くなって静かに思えますね。


雪月花というけれど、雪も月も花も、共通しているのは「無音」。
ここに、日本人の美に対する「こころ」の秘密があるに違いない、と睨んでます。

さて、先週末でおわった「花の研究史展」、
同時に花の季節も過ぎたなぁ・・・と思いながら、ちょっと寂しい。
月夜には寂しさが似合うのかも。ぽんぽこぽん。
あれ・・。ぽんぽん。
そういえば證誠寺のタヌキも月夜にうかれて踊ってますな。
月の魔力は一筋縄ではいきません。ぽこぽん

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