今日は京大で人気の「ゴリラの先生」こと山極壽一氏が鹿ヶ谷の「法然院・夜の森の教室」でお話。
肝心のお顔が隠れてしまってうまく写真に撮れませんでしたが、お寺のいい雰囲気でしょう。
スライド、ビデオなどを交えて、斬新で濃い話。
類人猿とヒトを比較しつつその特性と、では「ヒトとはなにか?」「ヒトはどう生きるべきか」という問いかけを含むお話で、そこが一番おもしろいとおもいました。
ヒトと類人猿は脳が発達したせいで、消化器が小さくなり、胃腸が弱いという話。
類人猿は2000万年前が全盛期で、その後減少の一途、今は絶滅寸前という話。
ヒトの辿ってきた道の中で、「なんのためにそうしたか」でなく「どのように解決したか」という考え方で、つまり「淘汰の進化」(強い者が生き残る)ではなくて、「nitche construction」(弱味をカバーすることによりヒトは発達した)、ということらしい。ふーむ。
そして、チンパンジーやニホンザルと違ってゴリラは「負けない論理」=「勝ち組はいない」という社会を形作っているという。ふーむ。「名誉という建前」を阿吽の呼吸で了解するというのは高度な脳活動ですよね。
こんどはNHK「ダーウィンがきた」でも放送があるらしいです。
あ、「ダーウィン」ってちょっと皮肉かも。
11月13日(日) 午後7時30分~8時00分 |
「思いやりいっぱい!ゴリラの大家族」 |
ミュゼップでも、ゴリラ保護のポポフ基金の絵はがきなど売ってます。
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