学生力

2011年10月1日(日)
昨日の「きらきら」続きで・・・
子ども博物館のスタッフで、ミュゼップも何かとお助けしてくれる理学部数学専攻の大学院生のY君。今日は、下鴨の小さなホールで彼のピアノのミニコンサート。

弾いてるのはベートーベンのピアノソナタ月光。波の音、と言う方がピッタリ来るこの曲、少し生硬だけど思いを込めて演奏。ピアノの先生(音楽療法もされている)が言われるには、ただ曲を弾くのでなく、意識的に肉体・筋肉をコントロールして弾く教授法だそうで、「学生だけどプロの音を出すピアニスト。いまはものすごく伸び盛り」と、Y君を褒める。

あとで、彼の研究・本職の「編まれた数学の多面体コーナー」があり、あっという間に、数枚の紙片で空中で立体を作り出すY君の鮮やかな手つきに、お客さんも「ほぉーっ」と大感心。演奏終わって、余裕の顔つきもにこやか。

見に行った数学のT准教授が、後で「やっぱりY君は表現者なんだよね」。
「数学立体を作るのも、ピアノを弾くのも、彼の中に見えてるものがあってそれを表現したいという顕れなんだなぁ」と。

そう、
彼の心の中の「もの」の可視化が 数学の立体で、
心の中の「きらきら」の可聴化が ピアノ、かな。


弾きたい思い、あらわしたい音、そういうものが心の中に見えてるんでしょうか。もどかしいけど、悔しくもあり・・・という、青年のきらきらが、中で光っていました。

うーん、学生はいい。きらきらして、伸びて伸びて。
触発されます。

0 件のコメント:

コメントを投稿