重森三玲庭園美術館

2011年12月3日(土)
京大の正門から歩いて3-4分の所に「重森三玲庭園美術館」があります。
http://www.est.hi-ho.ne.jp/shigemori/association-jp.html
昭和の作庭家・庭園研究者であり、紅葉の東福寺や、松尾大社などの庭園を造った故・重森三玲氏の旧自宅です。生前は石の造形作家イサム・ノグチの信を受け、小林秀雄とも交友があったそうです。
知人をここに案内しました。なんどか訪れていますが、いつも新鮮な驚きを感じます。

元々は吉田神社の社家だったのを、茶室をはじめ三玲流の自宅に改築。
しかし、決してつぎはぎの改築はせず、どこからどこは新しく建てたとわかるような改築をされたそう。巨大な石を中心とする、モダンな枯山水の庭、襖や引手・釘隠、障子の桟にいたるまで全部自分でデザインした大胆な建具。

ちょうど東京では、12月4日から、現代アートで有名なワタリウム美術館で重森三玲氏の庭の展覧会が始まりました。


早速東京の展覧会にも行ってきましたが、若い方がたくさん訪れていて、驚きました。「茶室」とか「枯山水」とか、年配の趣味と思ったら、若い人に人気なんですね。
http://www.watarium.co.jp/museumcontents.html

さて。。。京大博物館の夏の体験EXPO(子どもワークショップ)に来られている方なら、「あれ?重森三玲ってどこかで似た名前を聞いたような?」と首をかしげる方、記憶力すばらしいです!
2009年夏に「古典どっぷり・語りであそぼう」の平家物語を三味線と語りで教えて下さった講師・重森三果さんは、重森三玲さんの直系の縁の方です。

ほら、京大の近くには、とても奥の深い小さな発見がたくさん!

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