2011年3月25日(金)
3月16日からの企画展は「京都大学研究資源アーカイブ公開記念 石舞台古墳発掘の記録」。
発掘時の映像フィルムや、その他のガラス乾板写真などの資料。研究を映像として残したというのが当時としては画期的だったらしい。
石舞台という巨石の古墳、あんなものが田んぼの真ん中にでーんとあっても、みんな全然気にしてないでぎりぎりまで耕している。今みたいに芝生で公園のようにしているほうが不自然な感じもする。
「測量」の写真。田んぼの中から石舞台を測量している。稲刈りがおわっての晩秋の田。
「鎮めのお祓い」の写真もあった。長羽織を羽織った巫女さんらしき人、お坊さんに見える?神官。「トロッコ」で土を運び出している写真では、子守をした近所のおばあさんたちが覗き込んでいる。警官が二人なにやら話している。当時の服装から、家族構成、季節と生活など、さまざまなことがここから透けてみえて、とても面白く、単に「発掘記録」よりもっとひろいことが読み取れる。
展示室にはパソコンがあって、検索したら近衛ロンド(民俗学懇話会)のテープなども聴ける。これは博物館から歩いて15分の荒神橋そばの「アーカイブステーション」で試聴可能。
博物館〜アーカイブステーション、自転車があれば便利なんだけどなぁ。
0 件のコメント:
コメントを投稿