振ってカラカラ音がしたら

2011年2月15日(火)
はやぶさ展は確かにこの小さな博物館にとっては大イベントだった。なんども話題にしちゃぅけど。
今日は打ち上げ。サイエンス科の高校生や、府教委の方、京大の理学研究科や天文台の先生方、解説の学生さん、監視員さん、などなど50人位が、改めてロビーで「お疲れさん会」をした。はやぶさ景気にあやかってはやぶさケーキも食べた。

ところで、はやぶさのDVDは2種類あり、CGを多用して非常にわかりやすく勉強になるものと、科学者密着ドキュメント風インタビュー中心のものを売っていた。自分で売っておきながら展覧会が終わってから初めてじっくり見たが、とってもおもしろかった。
特にインタビューでは、あのものすごい意志力や、人を動かすリーダーとは、とか、科学者が自分が社会の中の立ち位置を的確に捉えて行動してるとか、入れ込みようとか、人の説得の仕方とか・・・。そういう地味なことに気がついて感じ入る。
カプセルを最初に回収したYさんが、「眼前にカプセルがあるのが信じられなかった。振ってみたかった。振ってカラカラ音がしたらどんなに嬉しいかと思った」。この方はいつも、美しい言葉を使い、繊細で、そして非常に人の行動をよく見ていた。そうだよね、カラカラって、夢のようでしょう。

打ち上げで工学系の学生さんが一人「DVD見たかったのに売り切れだ」といったので、私物を貸してあげたら、律儀に1日で返却された。そして添付のお手紙は「はやぶさのドキュメンタリーは友人と少し涙を流しながらみせさて頂きました。はやぶさに関わる技術者の姿勢には何度見ても心を打たれます。はやぶさのファンとして、○○さん(私)にお会いできたことを嬉しく思います」
なんて素直で素敵な学生君!!そうやって、柔らかい心を大事にして、将来すごい発明とか科学貢献とかしてほしい。期待してます!

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