20世紀初頭のパリ「シャ・ノワール」

2011年5月13日(金)
来週末、5月21日(土)午後5時〜に、伊丹アイフォニックホールで「キャバレッツ」というコンサート。
京大博物館にもよく遊びにきてくれて、クリスマスキャロルを歌ったり京大時計台記念館で童謡サロンコンサートをしている深川和美さん。

20世紀初頭、シュルレアリスムに入り込む前夜の万博があったり、世の中がぐいいっと動いているスリリングな時代の音楽を聴かしてくれる。ピアノ鶴来正基・クラリネット鈴木孝紀・パフォーマンスふくろこうじの各氏。

シャ・ノワール(黒猫)というキャバレーに入り浸ったロートレック、ダリ、サティ、プーランクその他作家や映画監督や影絵芝居や科学者たち・・・。あらゆるジャンルがたっぷりあって刺激し合っていて、そう博物館みたいですよ。

同時代に、X線が発見されたのは、「科学技術Xの謎」展の通り。
でも、X線って最初は「見世物」としても有名になったんですよね。
キャバレーのショーで当時大人気のロイ・フラーという女性ダンサーも、「次はX線で骨まで見せるエロティックなショー」を考えてキュリー夫人に相談したらしい。流石にX線照明ダンスまでは出来なかったらしいが、ロイ・フラーのひらひら照明ダンスは今見ても感嘆します!
http://dancemag.wordpress.com/2010/07/28/ロイ・フラー%E3%80%80loie%C2%A0fuller%C2%A0iii/

人間の好奇心は、サイエンスだろうが、見世物だろうが、文学だろうが、なんでも一緒。
花を開かせるのは結果に過ぎないんですよね〜。

そんなことを考えながら、この混沌とした時代を体験しに
来週末は伊丹アイフォニックホールへどうぞ。

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