クニマスとクロマス

写真は共同通信社より
2011年1月14日
クニマス展が始まった。
ポスターがとてもきれい。深い湖を思わせる(クニマスは水深20-30mで産卵するらしい)、めずらしくシンプルでアート的。

クニマスって標本個体が世界中に17個体しかないんですって。
そのうち、9個体が京大博物館蔵。

今度隣の西湖で発見されたものは、クロマスと呼ばれていたらしい。
クロマスはそこに住むヒメマスと同じと思われていたらしいが、よく調べると絶滅したはずのクニマスだったというわけ。

もし、クニマスの標本がなければ、実物比較できないから、ここまではっきり「クロマスとクニマスは同じ」と言いきれないかもしれない。
一見こぎたなく古くさくても、標本って大事ですねぇ。

クニマスが生きていた!という結果に至るまでの経緯が年表になってます。
その経緯じたいが、リアルタイムで、へぇ〜!と面白いです。

「博物館行き」という 古いものをただ並べている代名詞のような「博物館の標本」にも、こんな生き生きした価値があるんですね!

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