京大周辺の名所、というと・・「吉田神社」。
京大の本部吉田キャンパスを二分して吉田神社の参道が走ります。
二月の節分では、京都の町の鬼門の方角なので、昔から大々的な鬼やらいの祭が行われるし、
歌舞伎の「菅原伝授手習鑑」の「車引」という華やかで形のきれいな演目は吉田神社での話だし、
徒然草の吉田兼好さんは、この吉田家の人なんですって。
吉田山の上には三高の寮歌「くれない萌ゆる」の歌碑があり
吉田神社の社家町の一角には、東福寺や松尾大社などの庭園を造った名庭園師の重森三玲さんの自宅だったおうち(今は重森三玲庭園美術館)もあり、
「鴨川ホルモー」という万城目学の小説では、思い切り妖しい場所で大笑いした。
そういえば、華道の笹岡流・次期家元の笹岡隆甫さんは京大の建築出身の貴公子のような方ですが、テレビの番組で冬の吉田山に登って、落葉した寒々とした枝を見ながら「枝振りを見るのが楽しいのですよ」と説明されてました。
びっくりしましたけど、建築でいうと、骨組みとか構造というのでしょうか。なるほど、枯れ枝にもそんな楽しみが・・!。
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