2012年3月14日(水)
この時期は今年度で退職なさる教授の最後の講義が行われる。
今日、昔から知っている横山俊夫教授の講義「文明学への道」。
http://www.zinbun.kyoto-u.ac.jp/wp-content/uploads/2012/01/20120314prof_yokoyama_finallecture.pdf
研究者の一生をかけた智の集大成とは、と感慨に耽りながら聞く。
「三才学林」という自由闊達な学びの場も作られた教授だが、
江戸時代の庶民の文明状態から現代までを俯瞰し、かつ、このあとに続く大学での研究のあり方を示唆して終えられた。
機会を得て知己になり、尊敬していた先生方が身近から去って行かれるのは本当に寂しい。
もっともっとたくさん学べばよかったとも思う。このチラシ、一所懸命作らせてもらった。
入れ替わりに、フレッシュで真っ白な学生達も入ってきて、先人に学びながら、これから何年も何十年もかけて新しい智を形作る。
それが「生きている大学」というものの姿か。
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